
ジュニアNISAまで1年弱。すぐに始めたほうがいいのはわかったけれど何からやればいいの?
ジュニアNISAを始めるべき理由については前回ブログで紹介しましたが、
今回は、今から口座を開設したいけれど、何から手をつけたらいいかわからない!
そんな方向けにポイントを絞ってご紹介します。
是非最後までご覧ください♪



私も最初はどうしたら良いかわからず、ネットで調べながら進めました。同じような方のお力になれると嬉しいです!
\こちらもあわせてチェック/


- ジュニアNISAのおさらい
- 口座開設までの流れ
- 証券会社の選び方
- 銘柄選びのポイント
- おさえておくべき確認事項
\ ジュニアNISAを始めるなら実績のSBIがおすすめ/
ジュニアNISAを簡単におさらい


ジュニアNISAとは、2016年1月に始まった未成年の子どものために非課税で投資ができる制度のことです。
子どもの教育費等の準備や子どもの資産形成のために国によって作られました。
対象者はこちら
✔︎日本に居住する0歳~19歳のかた
(成人年齢引き下げのため2023年は0〜17歳)
✔︎上限が毎年80万円
✔︎最長5年間、投資で得られる利益が非課税
「利益が非課税」ということは例えば0歳で購入した80万円のファンドが値上がりして15年後には240万円になっていても、
これに対しての運用利益である160万円には税金はかかりません。
NISAを使わなかった場合は、約30万円分の税金が取られてしまうのでとにかく節税メリットの高い制度だと言えます。
口座開設までの流れを知っておこう


前提として、ジュニアNISAは開設までの間に税務署の審査を必要とします。
その為、1ヶ月から1ヶ月半ほどかかることを理解しておきましょう。
口座が開設したら取引銘柄を選定し、買い付け、そこからようやく運用がスタートします。
金融機関の選定


流れがわかったところで次はジュニアNISA開設のための金融機関の選定です。
金融庁のホームページを見ると、ジュニアNISAを取り扱う機関は銀行や証券会社、保険会社など多岐に渡ります。
窓口経由で申し込むとわからないことを気軽に相談でき、開設までのサポートを受けられるのでありがたい存在です。
ですが、取り扱う金融機関によっては銘柄の数が少なかったり、支払う手数料に違いがあります。
ここでは、
- 自宅にいながらできる
- 手数料はできるだけ少なくしたい
- 商品銘柄が選びやすい
この3つをポイントとしてインターネットに対応している証券会社での開設をご紹介します。
証券会社の選び方


インターネット対応の証券会社はいくつもあります。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- SMBC日興証券
- 松井証券
etc….
それぞれメリットがあるので一概にはいえませんが、ここでは人気のSBI証券と楽天証券を簡単に比較してみます。
SBI証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|
投資信託取扱本数 | 2587本 | 2570本 |
外国株式 | あり | なし |
国内株式売買手数料 | 0円 | 0円 |
付与ポイント | Tポイント Pontaポイント dポイント | 楽天ポイント |
最低積立金額 | 100円 | 100円 |
積立頻度 | 毎月・毎週・毎日 | 毎月・毎日 |
その他 | IPOの取扱あり | オンラインセミナーなど親子で投資について学べる機会がある |
楽天証券のページはこちら |
正直、この2社のうちどちらかを選んでおけば間違いはないかと思います。
大きな違いは米国株、米国ETFを買えるかどうかの部分です。(SBI証券のみ購入可能)
積立、一括のどちらも運用可能


ジュニアNISAでは、積立投資も一括投資どちらも利用でき、自由に選ぶことができます。
毎月1万円ずつ積立を開始し、資金に余裕があるボーナス時期などに多めに一括投資をするという方法もOKです。
また、年の途中から始めても複雑な設定なしで自由に買うことができます。
積立と一括投資を自由に選べ、投資できる商品が幅広いのでジュニアNISAは利便性が高く使いやすい非課税投資制度といえます。



ちなみに、つみたてNISAは積立投資のみと決められているよ!
知っておくべき確認事項


ここではジュニアNISAを始める上での確認事項や想定される疑問について紹介します。



わからないことって案外自分だけじゃなかったりするんですよね!
一緒に確認していきましょう。
誰が子どものNISA口座を開設できるの?
0歳から開設できるジュニアNISAは、親権者(両親・未成年後見人または祖父母等)が代理で開設することができます。
何歳までの子どもにオススメできる?
現在は19歳以下の方が対象ですが、成年年齢の引き下げに伴い、2023年1月1日以降は17歳以下の方が対象になります。
0歳から入れるジュニアNISAは子どもが小さければ小さいほどメリットが大きいです。
ただし、長期前提の運用の為、成人まであと数年という家庭は、投資リスクを考えた上で加入するか検討することをおすすめします。
親権者の証券口座開設
親権者も同じ証券会社で口座開設している必要があります。父、母か片方が入っていれば大丈夫です。
なお、総合口座があれば取引の有無は問いません。
子どもの銀行口座開設
基本的にジュニアNISAでは子どもの銀行口座から証券口座に入金する必要があります。
ただし、楽天証券はリアルタイム入金を使うと親権者から直接入金ができます。
子どもの銀行口座まで作るのは面倒、という方は楽天証券をオススメします。
提出書類をチェックしよう
証券会社が決まったら提出書類の準備が必要です。
証券会社によって提出するものが違う場合もあるのでよく確認しましょう。
例えば、
SBI証券の場合
ジュニアNISA申請書に加えて、
マイナンバー(通知カードもしくは個人番号カードのコピー等)の提出が必要です。
✔︎ 通知カードの場合は別途2通りの書類が必要
①通知カード+顔写真付きでない本人確認書類を2点
例)「健康保険証」+「住民票(続柄の記載があるもの)※同一世帯の場合」
②通知カード+顔写真付きの本人確認書類を1点
✔︎ 個人番号カード
個人番号カードの「表面」と「裏面」の両面のコピー
ジュニアNISAは途中で口座を変えられない
運用の途中で口座の変更することはできません。
正確にいうとできるはできるのですが、口座廃止手続きをしなければできませんし、それまでの非課税に対して課税されてしまいます。
口座登録の際にはよく考えて開設する必要があります。
親は口座を一つしか持てない?
親は何個でも口座を開くことができます。ただし、NISA口座は一つだけです。
例えば、
父親 → つみたてNISAでSBI証券、楽天証券、PayPay証券
母親 → つみたてNISAで楽天証券、SBI証券、auカブコム証券
子ども → ジュニアNISAで楽天証券
といった具合です。
ロールオーバーを忘れない


5年間の非課税機関が終わったあとに「ロールオーバー」をしないと課税口座に移ってしまうので注意が必要です。
簡単にいうと「ロールオーバー」とは【継続管理勘定】という場所に移管する手続きのことをいいます。
【継続管理勘定】に移すことで非課税機関を延長することが可能です。(これは一般NISAも同様です)
なお、ロールオーバー可能な金額上限はなく、時価が80万円を超過している場合もその全てを【継続管理勘定】に移行することができます。
※時期が来ると通知がくるので見逃さないようにしましょう
子どもの口座であること
代理で親権者が運用しますが、「子どものお金」を子どものために運用していることを忘れてはいけません。
気軽に引き出しできない
制度廃止により引き出しによる制限は無くなりますが、一度に全額でないと引き出しすることができません。
制度が終了しても売る必要はなし
新しくジュニアNISAを開設できなくなるだけで、2024年以降も非課税運用が可能です。
売らずに成人まで持ち続けることができます。
銘柄選びのポイント





つみたてNISAと違って選べる銘柄が多いのでどれにしたらいいのか悩みます。
ここはジュニアNISAの使用目的によっても変わってきます。
✔︎ 教育資金を貯める目的なのか
✔︎ 将来子どもに渡すものなのか
✔︎ 金融教育の一環にするのか
etc…
銘柄を選ぶ基準についても、
✔︎ 米国株100%だと下手したら大学入学の時にマイナスの可能性もありえる
✔︎ 米国に期待だけに期待するのであれば、S&P500、VTI
など、様々な意見がありますが、それぞれがどう考えるかなので、どれが正解ということはありません。
ちなみに我が家は、
- 投資信託
- 全世界株式(銘柄はeMAXIS Slim全世界株式)
を選びました。
ジュニアNISAの目的は、教育資金だったので、取り扱いやすい投資信託にしました。
投資信託のポイント!
●日本円で値動き、売買が可能
○1円単位で取り崩すことができる
●特定口座に移った際も確定申告がいらない
また全世界株式を選んだのは、全世界の株に分配投資ができるからです。
どうして、全世界株?
●それぞれ5歳未満から開始した為、長く運用ができること
○子どもたちの考え方がわからないので広い国に分散投資する
このような理由からです。



あくまでも我が家の場合の話です。投資に正解はありません!
ジュニアNISA開設前におさえておくべきことのまとめ
今回はジュニアNISA、「きほんのき!」について初心者向けにご紹介しました。
簡単にまとめると、
- ジュニアNISAはお得な制度!投資で得た利益が非課税になる
- 口座開設までは1ヶ月から1ヶ月半ほどかかるので提出書類は早めに用意しよう!
- SBI証券と楽天証券をご紹介!どちらともオススメなので比較しながら子どもにあった選定を
- 銘柄選びのポイントを解説!まずは始める目的を明確にしよう!
- 細かなおさえておくべき確認事項をご紹介
制度廃止まであと1年弱。
運用にまわせる余剰資金があり、非課税メリットを最大限に生かしたい方は今がやりどきです!
「ジュニアNISA気になるけどイマイチ一歩が踏み出せなかった」という方の助けになると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
\ ジュニアNISAを始めるなら実績のSBIがおすすめ/